当記事では、筆者自身の立命館大学合格に向けた受験勉強開始から合格までのリアルな道のりを詳しく紹介していきます。
勉強開始から立命館大学経済学部合格までの道のり
まず最初に簡単に自己紹介をしておきます。2013年に立命館の経済学部国際経済学科に入学しました。国際経済学科は今で言うと、経済学部の国際専攻にあたると思います。受験科目は国語・英語・数学の3科目で英語の点数が重要視される方式で受験しました。
通っていた高校は地元の公立校で、進学クラスではなく普通科に通っていました。高校自体のレベルは中堅校にギリギリ入るかなといったレベルで、指定校推薦を除くと立命館への進学した人は5人程でした。
それでは、合格までの道のりを順を追って紹介していきます。
受験勉強開始時期・当初の学力状況
受験勉強を本格的に始めたのは、高校3年生の文化祭が終わってからなので9月の途中からでした。学校の成績は5段階評価で3.0くらい、夏に受けた模試の偏差値はうろ覚えですが国語が40、英語が55、数学が45程度でした。到底、立命館大学に合格できるレベルではありませんでした。
そんな私が、4ヶ月少しの期間で立命館大学に合格するまでにどのように勉強したのかについて順を追って紹介していきます。
1日の勉強時間は?
1日の勉強時間は平均すると6時間程度でした。授業の前に高校の自習室で1時間程度、学校が終わってから近くの公共施設で夜の22時まで勉強するといったルーティーンをほぼ毎日続けていました。休日は、朝から夜まで公共施設に閉じこもっていました。
私自身、自宅では集中できないタイプだったので外出して、勉強するのが性に合っていたんだと思います。どうしても受験勉強に集中できないという方は、勉強する環境を変えてみるのもひとつの手ではないでしょうか。
各教科の勉強内容は?
私が受験で選択したのは以下の3科目です。
- 国語
- 英語
- 数学
それぞれの教科をどんなレベルからスタートしたのか、勉強方法、使った参考書などを紹介していきます。
国語
夏に受けた模試では現代文、古文ともに壊滅的でした。現代文は読んでも内容が頭に入ってこない、古文に関してはちんぷんかんぷんといった状態からのスタートでした。
現代文の勉強方法はシンプルで「たくさん問題を解いて数をこなす」です。古文と違って問題文自体は理解できるので慣れて、正しく文章を理解することに努めました。元々、本を読む習慣が全くなかったので活字に慣れていなかったのもあるのか、数をこなしていくうちに自然と点数は伸びていきました。使っていたなかでおすすめの参考書はダントツで河合塾が出している『入試精選問題集7』。他にもいくつか問題集を使っていましたが、なんといっても解説が丁寧でわかりやすくためになると実感できました。
古文の勉強方法は、最低限の単語と文法を覚えることから始まりました。単語帳は『マドンナ古文単語』に載っている単語は全部覚えました。立命館の古文は他大学の試験と比較してやや難問が多いとされていますが、マドンナさえおさえておけば問題ありませんでした。文法に関しては、高校の授業で使っていたもの使用しました。
単語と文法を覚えたところで、あとはひたすら問題を解きました。使用した参考書はZ会がだしている『古文上達 読解と演習45』と『古文上達 読解と演習56』。この二冊をひたすら解いているだけで、模試の古文ではほぼ満点を取れるレベルにまで到達しました。
- 入試精選問題集7
- マドンナ古文単語
- 古文上達 読解と演習45
- 古文上達 読解と演習56
英語
英語に関しても国語と同じで数をやこりむだけでした。使った単語帳は『システム英単語』、文法は学校の授業で使っていた『UPGRADE(アップグレード)』をボロボロになるまで使っていました。立命館の英語は同レベルの他大学の試験と比べると比較的に簡単だと言えると思います。システム英単語に載っている単語さえおさえておけば、ほぼわからない単語は出てこないと思っていて問題ないと思います。立命館レベルであれば、レベルの高い単語帳を使うのは時間の無駄だと断言できます。単語、文法は上記の2冊をやりこむだけで問題ありませんでした。
長文問題でネックとなったのはやはり時間でした。時間が足りずに最後まで解き切れない、考える時間が十分に取れないことがほとんどでした。なので、Z会が出している『速読英単語 必修編』、『速読英単語 英熟語』の2冊を活用しました。この2冊は英単語、英熟語を覚えることを目的とされた2冊ですが、数多くの長文が載っているので長文を早く正しく理解して読むために活用しました。2冊ともサイズがコンパクトで持ち運びやすいので、常に持ち歩いて暇な時間や気分転換に繰り返し読んでいました。
上記で紹介した4冊は受験勉強を始めた初期から最後まで何度も繰り返し読み返していました。あとは、ひたすら英語の問題を解いていました。立命館の過去問はもちろん、他大学の問題や学校の先生に頼んで課題のようなものを出してもらっていました。『英語問題精講』という問題集もおすすめです。載っている問題数が多い上に解説も充実しています。
- システム英単語
- UPGRADE(アップグレード)
- 速読英単語 必修編
- 速読英単語 英熟語
- 英語問題精講
数学
選択科目は数学を選びました。歴史や地理を選ぶ選択肢もありましたが、理系クラスだったので1から地理や歴史を学ぶより数学を選んだほうが効率がいいと考えたため。
ですが、この選択が大きな間違えでした。数学に苦手意識を持っていたこともあり、いくら勉強しても成績はほとんど伸びませんでした。ほとんどの文系の方なら数学は選択肢に入らないと思いますが、数学が得意でもない限りは勉強量次第でどうにでもなる暗記科目でも受験がおすすめ。
- 青チャート
- 4STEP
模試の結果は?
9月から本格的に受験勉強を始めてから何度か模試を受けました。一度だけ合格判定で”D判定”を取れたものの、それ以外は全て”E判定”でした。ネックはやはり数学でした。今になって考えてみると数学が得意な生徒が数学を選択している中で、わざわざ不得意な数学を選ぶなんて、なんて馬鹿なことをしてしまったんだろうと後悔しています。
立命館大学経済学部に合格するために塾・予備校は必要?
立命館大学経済学部に合格するために塾・予備校に通う必要はあるのかどうかですが、私個人の意見は『不必要』です。特に、大学生が教えているような格安な塾に通うくらいであれば、学校の先生や独学で勉強した方が時間的にも金銭的にも理にかなっていると思います。今では、ネットやYouTubeでいくらでも良質な教材を見つけることができるので、わざわざ通塾にお金や時間を使って、大した受験の知識のない大学生に習いに行くのは無駄だと言えるでしょう。
どうしても1人で勉強することができない方は塾や予備校、家庭教師の利用もアリだと思います。また、立命館大学へ合格させる実績が豊富な塾や先生がいる所へ通うのはいいかもしれません。
立命館大学の合格率80%を超えている立命館大学専門塾RITS-PASSなどおすすめです。合格できなかった場合の返金制度があったり、2週間の体験授業があるので試してみてはいかがでしょうか。校舎に通わずにオンラインで授業を受けることもできるので、地方に住んできる方でも利用することができます。
まとめ|立命館大学の受験を考えている高校生へ
私が言うのも差し出がましいですが、立命館大学は努力さえできれば合格するのは難しい大学ではないと思います。私自身、受験勉強を始めた頃は英語こそ得意でしたが、国語や数学はは合格レベルに遠く及びませんでした。数学に関しては、最後まで伸びませんでしたが、合格することができました。
そんな私から立命館に合格するためのアドバイスとしは、以下になります。
- 選択科目は得意科目、もしくは暗記科目を選ぼう
- 塾や予備校に通えなくてもネットやYouTube、学校の先生で十分対応できる
- 英単語帳はシステム英単語で十分
- 古文単語帳はマドンナ古文単語で十分
- 入試精選問題集7
- マドンナ古文単語
- 古文上達 読解と演習45
- 古文上達 読解と演習56
- システム英単語
- UPGRADE(アップグレード)
- 速読英単語 必修編
- 速読英単語 英熟語
- 青チャート
- 4STEP